建物のトラブルや雨漏り!?非常事態になってから直すはもう古い!予防保全の考え方とメリット

はじめに

「外壁にヒビが入ってから塗装する」「雨漏りしてから防水工事を依頼する」――

こうした“壊れてから直す”やり方は、かつては当たり前でした。

しかし建物の劣化は目に見えない部分から進行しやすく、

気づいたときには修繕費が高額になってしまうことも少なくありません。

イラスト 雨漏り

そこで近年注目されているのが、**壊れる前に手を打つ『予防保全』**です。



この記事では、建物の塗装工事や防水工事の現場でも役立つ予防保全の考え方と、そのメリットをわかりやすく解説します。

「事後保全」と「予防保全」の違い

事後保全とは?

事後保全とは「トラブルが起きてから修繕する」やり方です。

たとえば…

  • 外壁の塗装が剥がれて雨水が浸入 → 雨漏りしてから修理

  • 屋上の防水シートが破れてから工事

このような対応は一時的にはラクですが、修繕範囲が広がる=費用が膨らむというデメリットがあります。

予防保全とは?

一方、予防保全とは「劣化や故障が出る前に点検・メンテナンスを行い、トラブルを未然に防ぐ」考え方です。



たとえば…

  • 外壁塗装を10〜12年ごとに塗り替える

  • 防水層の寿命(10〜15年)を迎える前に補修する

  • 定期点検で小さなひび割れを早めに補修

これにより、建物を長持ちさせ、大規模修繕のリスクを減らせます。

予防保全のメリット

1. 修繕費用を大幅に抑えられる

小さな補修を積み重ねる方が、雨漏りや大規模な外壁改修よりずっと安く済みます。

例:外壁塗装なら数十万円で済むところ、放置して建物内部が腐食すれば数百万円以上になることも。

2. 建物の寿命を延ばせる

塗装や防水は、建物を紫外線や雨風から守る“バリア”です。

定期的にメンテナンスを行うことで、建物自体の寿命を大きく延ばせます。

3. 快適性と安全性を守れる

  • 外壁の劣化 → 見た目が悪くなる

  • 雨漏り → カビやシロアリの原因

  • 防水層の破断 → 建物内部の腐食

予防保全は、美観を維持しつつ、住む人・使う人の快適性や安全性を守ることにつながります。

4. 資産価値の維持

マンションや戸建てでも、定期的に塗装・防水工事をしていると資産価値が落ちにくくなります。

将来の売却や賃貸の際にも有利です。

メンテナンス

建物での予防保全の具体例

外壁塗装の予防保全

  • 目安:10〜12年ごとに塗り替え

  • サイン:色あせ、チョーキング(手に白い粉)、ひび割れ

  • メリット:外壁の防水性を守り、雨漏りを防ぐ

屋根塗装による予防保全

屋根材(スレート瓦、金属屋根など)は塗装の劣化が進むと、防水性能が落ち、雨水を吸い込みやすくなります。

  • 目安:10年前後で塗り替え

  • 劣化サイン:色あせ、塗膜の剥がれ、コケ・カビの発生

 

  • メリット:屋根材の寿命を延ばし、雨漏りを防ぐ

屋根塗装は見た目を美しく保つだけでなく、建物全体を長持ちさせるための“予防保全”としてとても大切です。

屋根工事(補修・葺き替え)による予防保全

塗装ではカバーできないほど劣化が進んでいる場合や、築年数が長い建物では、屋根工事そのものが必要になることもあります。

  • 部分補修:瓦のずれ直し、割れた瓦の差し替え

  • カバー工法:既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法

  • 葺き替え工事:古い屋根材を撤去し、新しい屋根に全面交換

計画的に行うことで、突然の雨漏りや大規模修繕を防ぐ=予防保全につながります。

 

屋根点検の大切さ

屋根は普段見えにくい場所だからこそ、劣化の発見が遅れがちです。

  • 台風や大雨の後

  • 築10年を超えた時点

  • 外壁塗装や防水工事と合わせて

こうしたタイミングで専門業者による点検を行うことをおすすめします。

ドローンを使った点検も増えており、安全かつ効率的に屋根の状態を確認できます。

防水工事の予防保全

  • 目安:10〜15年ごとに改修

  • サイン:防水層の浮きやひび、雨漏り

  • メリット:屋上やバルコニーからの漏水を防ぎ、建物全体を守る

定期点検の重要性

専門業者による定期点検で、劣化の早期発見が可能になります。

特に「築10年を超えたら5年ごとに点検」をおすすめします。

予防保全の流れ(ステップ)

  1. 現状把握

    → 外壁や屋上、防水シートの状態をチェック

  2. 計画立案

    → 「塗装は○年後、防水は○年後(または同時施工)」と長期修繕計画を立てる

  3. 小さな補修から実施

    → ひび割れ補修やコーキングの打ち替えなど

定期的な見直し

→ 実際の劣化状況を見て、計画を調整

事例:予防保全の効果

事例1:外壁塗装を早めに実施

築12年の戸建てでチョーキングが見られたため、外壁塗装を実施。

雨漏りが起きる前に対処でき、修繕費を大きく抑えることができました。

事例2:マンション防水工事

築15年のマンション屋上で、防水層のひび割れを点検時に発見。

早めに防水工事を行ったことで、住民への影響や工期を最小限に抑えられました。

まとめ

「壊れてから直す」事後保全では、修繕費用が高くつき、生活や事業に大きな影響を与えることがあります。

一方で、予防保全を意識した外壁塗装や防水工事、定期点検を行えば、

  • コスト削減

  • 建物寿命、設備寿命の延長

  • 快適性・安全性の維持

  • 資産価値の保全

  • 生産性の向上

  • 品質の安定化

・・・といったメリットを得られます。

👉 建物は大切な資産。長く安心して使うために、ぜひ「予防保全」の視点を取り入れてみてください。

導入にあたって、気になるポイントを詳しく解説します!

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お問い合わせから施工までの流れをご紹介します

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    経験豊富な診断士がどんな些細なサインも見逃しません。

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建物の大きさや、お出しする資料のご要望によって若干の違いはありますが、7日から10日ほどで提出させていただいております。

株式会社植田では作業員名簿をはじめ、危険予知活動日報といった安全管理を目的とした書類の作成・管理を徹底しております。

現場調査からお見積り提出までを無料で行っています。工場・倉庫に関する些細なお困りごとでもお気軽にご相談ください。ご連絡をお待ちしております

詳細は各社様に対して現場調査後のお打ち合わせ時に調整させていただきますが、最大限通常業務に支障の出ないよう配慮・手配をさせていただきます。

基本的にはすべて株式会社植田にて承っております。その後、各担当者等への手配も弊社にて実施いたしますのでご安心ください。

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