大規模修繕工事における塗装工事の役割、重要性

京都市内には多くの分譲マンション、公共建築物、商業ビル、工場、社寺建築など、多様な建物が立ち並んでいます。



これらは四季の表情豊かな気候に恵まれた美しい街並みの中にありますが、同時に寒暖差・湿気・台風・紫外線といった自然要因によって、日々少しずつ劣化しています。

建物は竣工した瞬間から、雨・風・紫外線・温度変化といった外的要因にさらされています。

特にマンションや商業施設、工場、公共施設などの大型物件では、その影響が建物全体に及ぶため、

建物を長期間健全に使い続けるためにも、定期的な大規模修繕工事が不可欠です。



そのなかでも、「塗装工事」は美観の維持だけでなく、建物の寿命を大きく左右する重要な工程です。

本記事では、京都市で大型物件を専門に塗装工事を行っている 株式会社植田 が、

大規模修繕における塗装工事の役割や工程(流れ)、ポイント、業者選びの注意点まで、専門店の立場からわかりやすく解説します。

 

■ 大規模修繕工事とは?京都市の建物に必要な理由

京都市の建物は歴史的な景観保護条例や用途地域条件など、建物維持に注意すべき点が多く存在します。

しかしどのような建物であっても、外壁・鉄部・屋根などは時間とともに劣化し、定期的な修繕が必要です。

大規模修繕工事とは、建物の外壁・屋根・防水・鉄部・共有設備など、外装や共用部分を中心に劣化を修繕・更新する工事のことを指します。

一般的には築10〜15年ごとに行われるケースが多く、分譲マンションであれば管理組合によって修繕計画が策定されます。

目的は大きく分けて次の3つです。

大規模修繕工事の目的

  1. 建物の外観・資産価値を維持するため

  2. 内部構造への劣化進行を防ぎ、寿命を延ばすため

  3. 利用者・居住者の安全を確保するため

特に京都市は湿度と寒暖差が大きい地域のため、

塗膜の劣化が早期に進行するケースも見られます。

■ 大規模修繕における「塗装工事」の役割

塗装工事は「外観を綺麗にするため」だけの工事ではありません。

塗装は建物を守る**保護膜(バリア)**であり、次のような役割を持っています。

役割 内容

防水性の確保

雨水の侵入を防ぎ、躯体劣化・鉄筋腐食を防止する。

⇒塗膜が劣化して防水性が失われると、建物の内部まで影響が及びます。

防錆性・

防食性

鉄部の腐食を防ぎ、安全性と耐久性を高める。

⇒鉄部は錆が進行すると強度が落ち、交換が必要になります。防錆塗料による保護は不可欠です。

美観の

向上

建物の印象向上・資産価値の維持につながる。

⇒塗装によって外観を刷新することで、建物全体が明るく清潔な印象に生まれ変わります。マンションなどでは住民満足度や新規入居率の向上にもつながります。

京都市の観光地や市街地では「景観の調和」も重要となるため、

色彩計画や質感の選定が工事の満足度を左右します。

 

■ 塗装工事の流れ|株式会社植田の品質重視施工

京都市中心で大型物件の塗装工事を行う当社では、以下の工程を大切にしています。

① 現地調査・劣化診断

建物の立地・方位・使用素材・過去の修繕履歴を確認し、

チョーキング・ひび割れ・浮き・錆の進行度などを精密に診断します。

② 足場組立・養生

居住者や周囲の人が安全に通行できるよう、丁寧に計画し施工します。

まずは作業用の足場を設置し、飛散防止ネットで建物全体を覆います。

この段階で、安全対策・通行動線の確保・近隣への配慮が重要になります。

特に大型物件では居住者・利用者への影響を最小限にする計画が求められます。

下地補修(ここが品質の要)

当社では、補修工程を最も重視しています。

塗装前の下地補修が非常に重要です。ひび割れ(クラック)や浮き、欠損部を補修せずに塗装しても、短期間で再劣化してしまいます。



調査結果を基に、エポキシ樹脂注入やモルタル補修などを適切に実施します。

④ 洗浄

高圧洗浄にて外壁や屋根などの表面の汚れ、カビ、チョーキング(白亜化)を除去します。

洗浄が不十分だと塗料の密着性が低下し、塗膜剥離の原因になります。

⑤塗装(基本的に3回塗り)

  • 下塗り:下地との密着性を高めるプライマー塗装

  • 中塗り・上塗り:色や機能(耐候性・防水性・防汚性)を形成する仕上げ工程

現場では気温・湿度・天候なども管理しながら、乾燥時間を厳守して施工し、塗膜性能を最大限に発揮させます。

⑥検査・引渡し

完成後には、自社検査・第三者検査を行い、塗膜厚や色むら、塗り残しをチェックし

最終確認を経て引き渡します。

■ 建物に合わせた塗料の提案

長く建物を守るには、立地環境に応じた塗料選定が重要です。

塗料の性能は日々進化しており、耐候性や低汚染性、防カビ性など、多様な機能を備えた製品が登場しています。

代表的な塗料の種類を以下にまとめます。

塗料 耐用年数 特徴
シリコン系 10〜13年 コストと耐久性のバランスが良い
フッ素系 15〜20年 高耐候・商業施設や高層建物向き
無機系 20年以上 紫外線に強く、長期で資産価値を保つ

例えば、京都市北部や山間地、海側は湿気が多く、

錆やカビに強い塗料が適しています。

商業地では、景観配慮に加えて汚れにくい塗料が有効です。また、遮熱性の高い遮熱塗料などもございます。

最適な塗料を使用するためにもプロにご相談くださいませ。

大規模修繕における塗装工事の課題と対策

1. 居住者・利用者への配慮

大型マンションや商業施設では、工事中も人の出入りがあります。

臭気・騒音・通行制限などのトラブルを防ぐためには、事前説明会や掲示板での告知水性塗料の採用などが有効です。

2. 工期と品質の両立

天候や季節に左右される塗装工事では、無理なスケジュールは品質低下につながります。

当社では、温度・湿度を考慮した施工管理職人教育の徹底により、品質を確保しています。

3. コスト管理

安さだけで業者を選ぶと、塗料の希釈や工程省略といった不正施工のリスクがあります。

**「適正価格で確実な施工」**を行うことが、結果的に最も経済的です。

イラスト

■ 京都市で塗装業者を選ぶ際のポイント

大規模修繕工事は規模も費用も大きいため、塗装業者選びは慎重に行う必要があります。

  • 大型物件の施工実績があるか

  • 下請けに丸投げせず、自社管理体制が確立されているか

  • 塗料や工程について説明が透明か

  • 保証制度があるか

  • 施工中の安全・近隣対応への配慮

株式会社植田は、京都市を中心にマンション・ビル・工場・公共施設など大型建築の塗装工事を専門に行っている会社です。

経験に基づいた施工計画と、長期視点でのご提案に自信があります。


■ まとめ|塗装工事は「建物を守る投資」

塗装工事は単なる仕上げ作業ではなく、

建物の寿命・安全性・資産価値を守る重要な工事です。

京都市で大規模修繕をご検討中の方、

管理組合様・ビルオーナー様・工場設備管理担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。


 京都市の大規模修繕・塗装工事なら

株式会社植田(かぶしきがいしゃ うえだ)

  • 工場、倉庫、ビル、マンションなど大型物件の塗装専門業者

  • 建物調査・劣化診断 無料

  • ご相談・お見積り 無料

 

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    経験豊富な診断士がどんな些細なサインも見逃しません。

  • STEP03

    劣化報告・お見積り提出

    現場調査で撮影した写真をもとに劣化診断報告書をご提出します。
    お客様の要望に合わせたお見積書をご用意させていただきます。

  • STEP04

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  • STEP05

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  • STEP06

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    ご契約の際にご提出した規約のもと、国家資格保有者による施工を開始いたします。

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Questionよくあるご質問

工事に内容によって様々ですが、一般的な塗装工事ですと2週間から3週間程になります。

建物の大きさや、お出しする資料のご要望によって若干の違いはありますが、7日から10日ほどで提出させていただいております。

株式会社植田では作業員名簿をはじめ、危険予知活動日報といった安全管理を目的とした書類の作成・管理を徹底しております。

現場調査からお見積り提出までを無料で行っています。工場・倉庫に関する些細なお困りごとでもお気軽にご相談ください。ご連絡をお待ちしております

詳細は各社様に対して現場調査後のお打ち合わせ時に調整させていただきますが、最大限通常業務に支障の出ないよう配慮・手配をさせていただきます。

基本的にはすべて株式会社植田にて承っております。その後、各担当者等への手配も弊社にて実施いたしますのでご安心ください。

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