工場・倉庫のシャッター、知らぬ間に消耗していませんか?

 

〜トラブルを防ぐための定期メンテナンスのすすめ〜

工場や倉庫において、シャッターは毎日稼働する重要設備です。荷物の搬出入や防犯・防火の役割を担う一方で、常に風雨や埃にさらされ、想像以上に消耗が進みやすい部材でもあります。

本記事では、工場・倉庫用シャッターの消耗のサインと、適切なメンテナンス方法DIYでの塗装でよくある失敗について解説します。

シャッターの主な消耗要因とは?

シャッターの劣化は、以下のような原因で徐々に進行します:

  • 開閉回数の多さ:1日何十回も開閉する場合、モーターやスプリングが摩耗します。

  • 雨風・紫外線:外部に面したシャッターは塗装や金属部分の劣化が早いです。

  • 埃やゴミの蓄積:レールに異物が詰まり、動作不良を引き起こす原因に。

  • 潤滑不足:可動部の油切れによって、摩擦が増し、金属音が出ることも。

 

よくあるシャッターの劣化症状

以下のような症状が見られたら、早めの点検が必要です:

  • 開閉時に異音がする(キーキー、ガリガリなど)

  • 開閉スピードが遅い、途中で止まる

  • レールやスラット(羽板)にサビ塗膜の剥がれが見える

  • 手動で動かしにくい、または途中で引っかかる

  • モーターの異常加熱や過負荷表示

 

定期メンテナンスのポイント

年に1回程度の点検が理想ですが、稼働頻度が高い場合は半年ごとに下記のチェックを行うのがおすすめです:

1. 可動部の点検・潤滑

チェーン、レール、軸受などにグリスアップを実施。異常音や摩擦のチェックも。

2. 外観と塗装の確認

サビ・塗膜の剥離は、腐食の前兆です。必要に応じて塗装補修を行います。

3. モーター・制御盤の点検

電動シャッターの場合、動作試験異常電流の確認を実施。

4. 安全装置の確認

落下防止装置や光電センサーなど、安全に関わる部分は必ず確認

消耗部材の交換タイミングの目安

部材名 交換目安(年数) 備考
スラット(羽板) 10〜15年 サビや凹みが出たら要交換
モーター 8〜12年 使用頻度により差が出る
スプリング・チェーン 5〜8年 摩耗や伸びで交換が必要
塗装 7〜10年 美観だけでなく防サビの意味もあり

 

 

メンテナンスを怠るとどうなる?

  • シャッターの突然の故障による出入り不可

  • 修理費用の高額化(重度の劣化ほどコストがかさむ)

  • 火災時に閉鎖しないなど、重大事故のリスク

  • 従業員の安全確保にも支障

 

 

実は難しいシャッター塗装

工場・倉庫のシャッターは、見た目以上に塗装が難しい部材です。DIYで済ませようとして、後で後悔するケースも少なくありません。

シャッター塗装に求められる技術や、一般の方とプロの決定的な違いよくある失敗とそのリカバリー方法を解説します。

 

シャッター塗装が難しい3つの理由

  1. 可動部材であること

     開閉することで塗膜が“折れ”や“摩擦”を受けやすく、塗膜の密着性や柔軟性が重要です。

  2. 凹凸構造(スラット構造)

     刷毛やローラーではムラが出やすく、均一な塗装が困難。エアスプレーによる熟練した吹き付け技術が求められます。

  3. 素材の特性

     亜鉛メッキ鋼板などが多く、プライマー選定を誤ると早期剥離の原因になります。

 

 

一般の方とプロの決定的な違い

項目 一般の方のDIY プロ施工
下地処理 簡易清掃、油分除去が不十分なことが多い 高圧洗浄、ケレン、脱脂など徹底処理
プライマー選定 不適切な種類や省略が多い 下地・使用環境に応じた専用プライマー使用
塗装方法 刷毛・ローラーでムラが出る エアスプレー等で均一な膜厚を確保
耐候性 数ヶ月で剥がれる例も 5~10年レベルの耐久性を持たせる施工

よくある塗装失敗とその対処法

1. 塗膜がパリパリと割れてくる(剥離)

原因:下地処理不足、柔軟性のない塗料使用

対処法:全面剥離し、適切なプライマー+弾性塗料で再塗装


2. シャッターの動きが重くなる・固着する

原因:塗装時にスラットの継ぎ目を埋めてしまった

対処法:塗膜を削り、稼働部を調整・再塗装(プロの調整が必要)


3. 色ムラ・垂れ・刷毛跡が目立つ

原因:塗装方法や乾燥管理の不備

対処法:部分再塗装、または全面再塗装(スプレー施工が基本)


プロの技術で得られるメリット

  • 塗膜の長寿命化(耐候性・防錆性)

  • 工場全体の印象アップ、資産価値維持

  • 稼働を妨げない計画施工(夜間や休日対応)

  • 消防法や防火シャッターの規格対応


まとめ:塗るだけじゃない、“塗装技術”

シャッター塗装は「塗るだけ」の作業ではありません。

動く設備をどう守るか、耐久性と安全性を両立させる技術が求められます。

「見た目をきれいにしたい」「サビが気になる」「色を変えたい」

そう思ったときこそ、プロに相談するのが一番の近道です。

シャッターの状態診断から最適な塗装提案まで対応いたします。

導入にあたって、気になるポイントを詳しく解説します!

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Flow施工の流れ

お問い合わせから施工までの流れをご紹介します

  • STEP01

    ご相談・お問い合わせ

    お電話またはメールにてお問い合わせください。
    小さなご相談でもかまいません、お気軽にお問い合わせください。

  • STEP02

    現場調査

    設計図に基づいて調査を行い、工場・倉庫の劣化具合の診断を行います。
    経験豊富な診断士がどんな些細なサインも見逃しません。

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    劣化報告・お見積り提出

    現場調査で撮影した写真をもとに劣化診断報告書をご提出します。
    お客様の要望に合わせたお見積書をご用意させていただきます。

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Questionよくあるご質問

工事に内容によって様々ですが、一般的な塗装工事ですと2週間から3週間程になります。

建物の大きさや、お出しする資料のご要望によって若干の違いはありますが、7日から10日ほどで提出させていただいております。

株式会社植田では作業員名簿をはじめ、危険予知活動日報といった安全管理を目的とした書類の作成・管理を徹底しております。

現場調査からお見積り提出までを無料で行っています。工場・倉庫に関する些細なお困りごとでもお気軽にご相談ください。ご連絡をお待ちしております

詳細は各社様に対して現場調査後のお打ち合わせ時に調整させていただきますが、最大限通常業務に支障の出ないよう配慮・手配をさせていただきます。

基本的にはすべて株式会社植田にて承っております。その後、各担当者等への手配も弊社にて実施いたしますのでご安心ください。

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