大規模修繕工事をお考えの方へ|見落とされがちな「換気ダクト」の点検・修繕のすすめ
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本日は、大規模修繕工事をご検討中の管理組合様やオーナー様に向けて、意外と見落とされがちな「換気ダクト」の点検・修繕についてお伝えします。
建物で換気ダクトが重要視される理由とは?
京都は盆地特有の気候で、夏は高温多湿・冬は底冷えする環境です。そんな中、建物内部の空気環境を支えるのが「換気ダクト」です。
近年では、以下の理由から「換気性能の見直し」が注目されています。
✅カビや結露の原因を減らす
✅住民の健康を守る(呼吸器疾患、アレルギー対策)
✅コロナ以降の空気衛生意識の高まり
✅省エネ設備への更新でランニングコストを削減
つまり、換気ダクトは“見えない快適さ”を支えるインフラなのです。
見逃しがちな換気ダクトの劣化症状
築20年以上のマンションや施設で、以下の症状が見られる場合は、換気ダクトの修繕が必要かもしれません。
✅ダクト内部のサビ・腐食
✅ダクトの目詰まり(ほこり・油分など)
✅換気扇の吸い込みが弱くなった
✅異音や振動が発生している
✅異臭がこもる、空気の流れが悪い
京都市内でも築30年以上の団地・マンションでは、経年劣化によるダクトの不具合が急増しています。
大規模修繕工事と同時に行うべき「換気ダクト工事」とは?
大規模修繕の際は、足場や仮設設備が整っているため、換気設備の工事を同時に行うことでコストを抑えることができます。
①ダクト内の清掃・除菌
専用機材でダクト内部のホコリ・カビ・油を除去
・必要に応じて消臭・抗菌コート
②ダクトの補修・交換
・破損・腐食部の交換
・ジョイント部の気密性確保
・防火ダンパーの機能点検
③換気設備の更新
・省エネ型ファンや全熱交換器の導入
・自動制御システムの導入でランニングコスト削減
換気ダクトのメンテナンスを怠ると…?
以下のようなリスクが潜んでいます。
✅カビや細菌の繁殖 → 健康被害
✅換気不良による結露・建材の腐食
✅電気代の無駄、モーター過負荷で故障
✅火災時の煙拡散リスク
特に高齢者やお子様が多い居住施設では、安全性の確保が最優先です。
大規模修繕時は「換気ダクト」も忘れずに点検を!
京都市では、古い建物ほど構造上のメンテナンスが難しい傾向があります。
だからこそ、大規模修繕の際に「目に見えない設備」への配慮が重要です。
✅換気性能の回復
✅建物全体の寿命延長
✅住環境の質向上
✅ランニングコストの削減
これらを実現するためには、換気ダクトの健全性確認が不可欠です。
まとめ|大規模修繕工事は「空気の質」も改善するチャンス
大規模修繕工事を行うなら、「外見」だけでなく「空気の通り道=換気ダクト」も一緒に見直すことで、建物の価値・住民満足度・運用効率を総合的に高めることができます。