工場における防カビコーティングとは?
工場の排水管・樋(とい)・室外機などは、湿気がこもりやすくカビが発生しやすい環境です。
防カビコーティングとは、これらの設備や配管に専用のコーティング剤を塗布し、カビや菌の繁殖を防ぐ施工方法のことを指します。
湿気や汚れの付着を抑え、工場の衛生環境を維持しながら、設備の耐久性向上にも貢献します。
防カビコーティングが必要か判断するチェックポイント
✅ 設備や壁に黒ずみ・カビが発生している
✅ 排水管や樋にヌメリや異臭がある
✅ 室外機や換気ダクトからカビ臭がする
✅ 湿気がこもりやすい環境である(結露が多い)
✅ 食品・医薬品工場など、衛生管理が重要な現場である
✅ カビが原因で過去に従業員の体調不良やアレルギーが発生したことがある
✅ 設備の劣化(サビ・腐食)が目立ち始めている
✅ 定期清掃をしてもすぐにカビが再発する
これらの項目に当てはまる場合は、防カビコーティングの施工を検討するタイミングといえます。
防カビコーティングの効果
✅ カビや菌の発生防止:排水管や樋に付着した汚れや水分によるカビの繁殖を抑える
✅ 設備の耐久性向上:室外機や配管に発生するカビ・サビを防ぎ、劣化を軽減
✅ 衛生環境の維持:食品工場や医薬品工場など、清潔さが求められる現場に最適
✅ アレルゲン対策:工場従業員の健康管理にも寄与
主な施工対象
🏭 工場設備:排水管、樋(とい)、室外機、換気ダクト、冷却装置
🚛 物流施設:倉庫の天井・壁面、空調設備、シャッター周辺
🍽 食品・医薬品工場:製造ラインの周囲、冷蔵庫の内部・外部
防カビコーティングの種類
- 光触媒コーティング:紫外線と反応し、カビや菌を分解
- 抗菌・防カビ剤コーティング:特殊な薬剤でカビの増殖を防ぐ
- ナノコーティング:微細な粒子が設備に密着し、防カビ・防汚効果を発揮
施工の流れ
- 施工前の清掃・除菌(既存のカビや汚れを除去)
- 下地処理(コーティング剤が密着しやすい状態に)
- 防カビコーティング剤の塗布(設備や配管にムラなく施工)
- 乾燥・定着(しっかり乾燥させ、効果を発揮させる)
防カビコーティングの費用目安
費用は施工箇所や使用するコーティング剤の種類によって異なりますが、一般的な工場設備の目安は以下の通りです。
施工対象 | 費用目安(税別) | 耐久年数の目安 |
---|---|---|
排水管・樋(とい) | 1mあたり 3,000~8,000円 | 約3~5年 |
室外機(外部・内部) | 1台あたり 20,000~50,000円 | 約5~7年 |
換気ダクト | 1mあたり 5,000~12,000円 | 約5年 |
倉庫の壁・天井 | 1㎡あたり 2,000~6,000円 | 約5~10年 |
食品工場の製造ライン周辺 | 1㎡あたり 5,000~10,000円 | 約3~7年 |
※上記はあくまで目安であり、工場の規模や環境によって変動します。
詳細な見積もりは、専門業者に相談するのがおすすめです。
防カビコーティングと同時に行うべき修繕工事と費用目安
修繕内容 | 施工内容 | 費用目安 |
---|---|---|
排水管・樋の修繕 | 詰まり除去(高圧洗浄)、ひび割れ補修、劣化部分の交換 | 3万〜10万円 |
室外機・換気ダクトのメンテナンス | フィルター清掃・交換、サビ取り・防錆処理、結露対策 | 5万〜15万円 |
天井・壁・床の補修・防水施工 | ひび割れ補修、防水・撥水コーティング | 10万〜30万円 |
結露対策工事 | 断熱材追加施工、換気システム改善 | 10万〜50万円 |
塗装・防サビ処理 | 防カビ塗料・防サビ塗料の塗布、金属部分のサビ取り・塗装 | 5万〜20万円 |
防カビコーティング施工 | 壁・床・排水管・室外機への防カビコーティング | 10万〜40万円 |
※費用は設備の状態や施工範囲によって変動します。
まとめ
工場の排水管・樋・室外機などは湿気や温度変化の影響を受けやすくカビが発生しやすいため、
防カビコーティングを施すことで衛生環境の向上や設備の劣化防止、従業員の健康維持が期待できます。
特に食品工場や医薬品工場では品質管理にも関わるため、定期的な施工が推奨されます。
しかし、劣化や汚れがある状態ではコーティングの効果が半減するため、
施工前に排水管・樋の補修、室外機・換気ダクトの清掃・防錆処理、天井・壁・床の防水施工、結露対策、塗装・防サビ処理を行うことで、より高い防カビ効果が得られます。
施工費用は設備の種類や規模によって異なるため、まずは専門業者に現地調査を依頼し、見積もりを取った上で計画的に進めることが重要です。